「頑張っているのに評価されない」
「なぜあの人が先に昇進するのか分からない」
このように感じたことはありませんか。

多くの人は、努力や成果がそのまま評価につながると考えがちです。
しかし『会社から期待されている人の習慣115』( https://amzn.to/3QGH5NH)の著者・越川慎司氏は、「評価は運や環境に左右される側面が大きく、自分でコントロールするのは難しい」と指摘します。
では、会社で評価される人になるにはどうすればよいのか。その答えが「期待される人になること」です。
本記事では、会社から期待される人の特徴や習慣をもとに、評価につながる考え方と行動を解説します。

会社から期待される人とは?評価との違い

「評価される人」と「期待される人」は似ているようで異なります。
越川氏によれば、評価は偶然の重なりによる結果であり、期待はその前段階にあるものです。

期待とは、相手が求めていることを理解し、それに応える行動を取ること。
つまり、会社から期待される人とは「周囲の期待を正しく捉え、行動できる人」を指します。

評価はコントロールできませんが、期待に応える行動は自分で選ぶことができます。
ここに大きな違いがあります。

評価される人の特徴|評価までのプロセス

では、会社で評価される人はどのように評価を得ているのでしょうか。
一般的には「成果 → 評価」と考えられがちですが、実際には次のような流れをたどります。

  1. 相手の信頼を積み上げる
  2. 「任せても大丈夫だ」という信用が生まれる
  3. 仕事の裁量が増える
  4. 大きな仕事に抜擢される
  5. 成果を出しやすい環境を得る
  6. 大きな成果を出す
  7. その結果として評価される

このように、評価は最初から得るものではなく、信頼の積み重ねの結果として生まれます。
つまり、評価される人の特徴は「能力が高いこと」だけではなく、「信頼を積み上げていること」にあります。

そして、この最初の一歩となる「信頼の積み上げ」を具体的な行動として示したものが、本書( https://amzn.to/3QGH5NH)で紹介されている115の習慣です。

評価される人は「環境」をつくっている

越川氏の調査では、評価されている人には共通点がありました。
それは「成果を出しやすい環境にいる」という点です。

重要な仕事を任される機会や、大きな成果につながる役割は、個人の努力だけで得られるものではありません。
良い上司、良い案件、良いチーム。こうした環境は偶然ではなく、信頼の積み重ねによって生まれています。
越川氏は「環境は他人が用意するもの」と語ります。だからこそ重要なのは、会社や上司、顧客の期待を捉え、それに応える行動を続けることです。
その積み重ねが、結果として環境を変えていきます。

期待される人の習慣|当たり前の行動が差になる

本書(https://amzn.to/3QGH5NH)で紹介されている115の習慣は、一見すると特別なものではありません。
挨拶、気配り、レスポンスの速さなど、どれも「当たり前」とされる行動です。だからこそ、これまで言語化されることもなく、ビジネスシーンにおいて重視されてきませんでした。それを具体的な行動として再現できる形に整理したのが本書の特徴です。
たとえば

  • 挨拶の声量
  • 周囲への一歩先の対応
  • 小さな雑務への姿勢

こうした小さな行動が積み重なり、「この人に任せたい」という信頼につながります。そしてその信頼が、仕事の機会や評価へとつながっていきます。

信頼を積み上げる方法|今日からできる行動

では、どうすれば会社から期待される人になれるのでしょうか。

ここまで見てきたように、評価は直接コントロールできるものではなく、信頼を積み上げた先に生まれるものです。越川氏はこれを「信頼積み上げゲーム」と表現します。

「環境や立場が変わっても、このゲームの基本的な仕組みは変わりません。転職しても部署が変わっても、やるべきことは同じです」
重要なのは、大きく変えようとすることではなく、小さく始めることです。

  • 相手の期待を考える
  • 一つ行動を変えてみる
  • 結果を見て続けるか判断する

このように、日々の行動を「実験」として回していくことがポイントです。「挑戦」と考えるとハードルが上がりますが、「実験」と捉えることで継続しやすくなります。

まとめ|評価される人になるために必要なこと

会社で評価される人になるために重要なのは、評価を追いかけることではありません。
まずは、期待される人になること。つまり、相手の期待に応える行動を積み重ねることです。

その結果として信頼が生まれ、環境が変わり、評価へとつながっていきます。

本書『会社から期待されている人の習慣115』(https://amzn.to/3QGH5NH)では、こうした信頼の積み上げにつながる習慣を、115の具体的な行動として整理しています。 各習慣は見開きで完結しており、要点や裏付けデータとともに、すぐに実践できる行動例までコンパクトにまとめられています。

まずは一つだけでも試してみること。
その小さな行動の変化が、将来のキャリアに大きな差を生み出します。

越川慎司
越川 慎司
Shinji Koshikawa


株式会社クロスリバー代表取締役。
国内外の通信会社に勤務した後、マイクロソフトで役員としてPowerPointやExcelなどの事業責任者を歴任。2017年に株式会社クロスリバーを設立。世界各地に分散したメンバーが週休3日・リモートワーク・複業(専業禁止)をしながら800社以上の業務改善を支援。著書34冊、累計部数130万部、SNSフォロワー200万人。講演・講座年間300件以上。NHKやTBS、テレビ東京、PIVOTなどメディア出演多数。