リモートワークや副業、業務委託など、働き方は大きく変化しています。
コロナ禍をきっかけにその流れは加速し、さらにAIの進化によって、仕事のあり方は大きく変わりつつあります。
こうした中で、「これからの時代に求められる人とはどんな人なのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、『会社から期待されている人の習慣115』の著者・越川慎司氏の考えをもとに、多様化するビジネス環境でも通用する「期待される人の共通点」を解説します。
副業時代に求められる「選択肢を増やす力」
人口減少や人手不足が進む中で、「複数の仕事を持つことが当たり前になる」と越川氏は指摘します。
実際に、株式会社クロスリバーでは社員全員が兼業前提の業務委託という働き方を採用しています。
一つの会社に依存せず、働く場所や関わり方の選択肢を増やしておくことは、キャリアの安定にもつながります。
さらにAIの進化により業務の効率化が進み、新しい仕事に取り組む時間も確保しやすくなっています。
これからの時代は、「どこで働くか」ではなく、「誰と働くか」もしくは「どのように価値を発揮するか」が問われるようになっています。
環境が変わっても通用する「信頼の原則」
越川氏は、評価は努力だけで決まるものではなく、制度や上司との関係といった環境に大きく左右されると指摘します。
そして、その環境は自分で作るものではなく、他者によって用意されるものだといいます。
では、その環境をどう手に入れるのか。そこで重要になるのが「信頼の積み上げ」です。
相手の期待に応える行動を続けることで、「この人なら任せられる」という信用が生まれ、仕事の機会が広がっていきます。
この原則は、転職や副業、業務委託といった働き方でも変わりません。
リモートワークで重要になる「見せる化」
リモートワークの普及により、仕事のプロセスが見えにくくなりました。特に上司の立場からすると、部下の働きぶりが見えないことは大きな不安要因になります。 そこで重要になるのが「見せる化」です。
- 進捗を自分から共有する
- 状況をこまめに報告する
- 課題も含めてオープンにする
こうした行動によって、周囲は状況を把握しやすくなり、信頼関係が築かれていきます。リモート環境では、「見えていること」そのものが評価につながる要素になります。
リモート時代は「感情共有」が信頼をつくる
現在は、リモートワークから対面中心の働き方へと戻した企業も増えています。一方で、一度変わったコミュニケーションのあり方は、完全には戻っておらず、直接的なやり取りの頻度が減ったと感じる方も多いはずです。
こうした環境の中で重要になるのが、「感情共有」です。
越川氏によれば、期待されている人ほど、リアクションや表情、うなずきといった感情表現を意識しています。
対面でもオンラインでも、
- 反応がある
- 感じが良い
- 安心感を与える
こうした振る舞いが、信頼を高める要素になります。
これからの時代は、「何をするか」だけでなく、「誰と仕事をしたいか」が選ばれる基準になっていきます。
期待される人の共通点|2つの“キゲン”
越川氏は、これからの時代は、単純な成果や業務遂行能力だけでは評価されにくくなると指摘します。
調査から、期待される人には共通点があることが分かりました。
それが「期限」と「機嫌」という2つの“キゲン”です。
①”期限”(約束)を守る
資料の提出や返信など、小さな約束を確実に守ることが信頼につながります。
小さな約束を守れない人に、大きな仕事は任せられません。
これはどの働き方でも共通する基本です。
②”機嫌”よく振る舞う
もう一つが「機嫌」です。
これからは「何をするか」以上に「誰と働くか」が重視される時代になります。その中で、周囲に安心感を与えられる人は、自然と選ばれやすくなります。
機嫌の良さは、能力とは別の重要な評価軸になっています。
経済産業省の「未来人材ビジョン」でも、専門性に加えて、周囲と協働する力の重要性が指摘されており、こうした日々の振る舞いが評価につながるとされています。
まとめ|どんな働き方でも期待される人になるには
働き方が多様化しても、評価の本質は変わりません。
期待される人は、
- 信頼を積み上げている
- 行動を継続している
- 環境を味方につけている
という共通点を持っています。
本書『会社から期待されている人の習慣115』では、こうした行動を115の習慣として具体的に言語化しています。
まずは一つだけでも試してみること。
その小さな行動が、どんな環境でも通用する力につながっていきます。

