求道

求道 書籍表紙
のための
める。

「私は何のために生きているのか」
「そもそも人間とは何なのだ」
「私はどう生きたら一番良いのだろうか」

悩む人

自らの身体で教えを実行し、
最適な方法を知る。

東洋文化に焦点を当て、
人生の疑問にヒントを与える1冊。

『求道 —日本的生き方の実践—』

井上 敬康
発売
2022年7月29日
仕様
単行本274ページ
ISBN
978-4344939677
書籍表紙

author

著者

井上敬康Takayasu Inoue

昭和22年(1947)東京に生まれる。軍医だった父親に厳しく育てられる。父親への反発から武蔵野美術大学に入学するも反戦運動に熱中して大学を中退。その後、思うところがあって「求道」をテーマにして武道・神道・食養(マクロビオティック)・ヨガ(沖正弘先生・本山 博先生)を学ぶ。文化人類学者の川喜田二郎先生のKJ 法の存在を知り、川喜田研究所で正規の訓練を受け公認インストラクター(KJ 法新宿塾)としてKJ法の普及に専念する。その後、総合研修所アストックを立ち上げ、日本文化をテーマとしたセミナーを開催する。特に武道の再評価に務める。
合気道五段・全剣連居合道二段・古流居合(田宮流)三段、現在は芦原空手修行中。 マクロビオティック一慧のクッキングの師範科卒業。趣味は絵画、特に油絵。

encounter

道を究めた天才

沖正弘先生
との出会い

高校時代からの友人である上嶋君の紹介で出会いました。このときに初めて「求道(ぐどう)」という言葉をはっきり認識しました。
その後沖ヨガの修道場へ。朝からマラソン、水行、読経、浄化法、強化法、瞑想、講義と次々に行を受けました。
沖正弘先生は、本当の求道者であり本当の教育家であり本当の治療家であり本当の宗教家でした。人類の優れた教師だったと思います。

沖正弘先生

ヨガ指導者、思想家。戦後日本におけるヨガの草分け的指導者で、その普及に努め、ヨガブームを牽引した。

韓国の求道者

禅僧釈弘元先生
との出会い

奈良の信貴山の断食道場で出会いました。渋谷の神泉にある先生のアパートに伺うようになり、今までとは違ったご縁を戴きました。東京上野毛にあるカルメル修道会に赴いて院長のベルナール神父様にお目にかかった思い出もある。数か月後には広島の長束イエズス会の修道会を訪ね、個人指導によりカソリックの教理を教えて戴きました。
釈先生はあくなき求道心で日本の新興宗教各派の研究もされておられました。釈先生を通じて真理を求める心の強さ(求道心)の大切さを教えて戴けました。

釈弘元先生

1922年朝鮮・城津生まれ。中学時代に単独来日。戦後、ソウル壇国大学を卒業し、東京大学大学院等に学ぶ。雲水牧師として北東アジアの平和と南北の統一のために身を捧げている。

宗教と科学の統合

本山博先生
との出会い

アルバイトをしながら合気道の稽古をするという生き方をしていた頃の話です。「宗教心理学研究所」の門をくぐり片鼻呼吸法や小周天やチャクラの瞑想法をご指導戴いた。今から40年前のチャクラと言う耳慣れない言葉もその時に初めて教えて戴いたものです。
本山博先生は本物の「覚者」でいらした。いわゆる「霊能者=超能力者」であると共に優れた科学者でもありました。私達が見ることの出来ない世界を感得されていた。別格の方でした。

本山博先生

日本の超心理学者、心理学者、宗教家。国際宗教・超心理学会(IARP)初代会長。

知の求道者

川喜田二郎先生
との出会い

川喜田二郎先生は、優れた文化人類学者であると共に地理学者です。東京工業大学や筑波大学で教えられ学園紛争の時代(1970年代)には独自の「移動大学」を創設され、そして問題解決技法、創造技法としてのKJ法を開発されました。
その研究と普及の機関としての川喜田研究所を開設され、そのKJ法コースによって多くのKJ法学徒を生み出され、私もその一人です。
川喜田先生は本当の学者であるが、書斎に閉じこもり研究する学者と言うよりも野外科学者であり「野外科学」を提唱されていました。現代社会が管理社会化されることに警鐘を鳴らされて参画社会の必要性を説かれた。私を育てて下さった重要なお一人である。

川喜田二郎先生

日本における民族地理学の第一人者。ネパールとヒマラヤ地域の人間・文化・生業・生態を体系的に捉えるとともに、その調査研究を通じて独自の野外科学の方法論を創出。

求道者

鈴木光弥先生
との出会い

鈴木光彌先生は、我が国の丹田呼吸法の研究と実践の第一人者です。
法政大学を卒業し、社団法人調和道協会の理事と副会長を務められ、現在アンナ教団の主幹のお立場でいらっしゃいます。
日本の修養法を、長年研究をされて日本の修養の根幹は丹田(肚)だと喝破されました。現在、藤田霊斎師の調和道丹田呼吸法を守り教えられておられます。 私とはKJ法のご縁で今から40年前にお目に掛かり色々の面でご指導戴いています。

鈴木光弥先生

1943年東京都生まれ。法政大学法学部卒業。重い喘息やノイローゼによる身心の苦しみを丹田呼吸法で克服したことから、30年近くその普及に務めている。アンナ教団の主幹。

interview

著者 井上敬康
著者 井上敬康

——『求道』刊行のきっかけを教えてください。

現代の日本の社会は、混迷の時代に入っていると思います。「何が正しいのか?どう生きたら良いのか?」生きること、生き方の道が見えなくなっているそんな時代ではないかと思います。
そんな時代だからこそ、人間存在の根本を見つめて探検・探求し、そこから自分の生き方の道を作り出していくことが非常に大切だと思います。
そんな手掛かりの思想を与えて下さる日本人の先輩・先生方をご紹介したいそんな思いで書いた本です。私も生きることで悩み苦しみ葛藤してきましたから、そのなかで出会った先生方を紹介させて戴いております。自分の「道」を見つけることにお役に立つことができれば幸いです。

——「求道」とはどのようなことでしょうか。

辞書的には色々解釈がありますが、自分と言う人間の本当の生き方を探り続けると言うことではないのでしょうか。一つの職業・一つの習い事をやり続けてその中で自分を探り磨いていくことも「求道」ですが、様々な道を巡りながら自分の本質を探り自分を見つめ高めていくことも求道でしょう。
要するに自分の魂を磨き上げていく生き方が「求道」ではないかと思っています。

——ご著書に込めた思いをお聞かせください。

人生はなかなかにやっかいなものです。中村天風先生が言われる如く「何かあるのが人生だ」。平凡な人生、波風立たない人生を望んでも波風が立ってしまうのが生きると言うことです。なるべく若い時から人生の本質的なこと根本的なこと考えるクセをつけると良いと思います。
釈迦が言われた如く「真理を求めて頭の毛に火がついたように振舞うべし、死の来たらぬ事はない」。私はこの文章に駆り立てられるように自分なりの求道人生を歩んできました。多少は何かが見えるようにはなりました。
本当の事を掴めばあまり物事が怖くなりますし、宇宙の法則を知ると多少色々自由も効くようになります。日本の国が多少ガタガタしてもしっかりした自己を作り上げることが何よりも大切です。 お金も大切でしょうが人間の本質追求が土台と思います。そんな気持ちで書きました。

——ご著書をどのような方に読んで頂きたいですか。

いまのところかなり年配の方が読んで下さっているようですが、生きる事に悩んでいる「生きるとは何か?」「どう生きたら良いのか?」という問題意識を持たれている若い方にぜひ読んで戴きたいと思います。

——みなさんへメッセージをお願いします。

これからの日本は若い方々が作り上げていくものです。日本人の一人一人が自分の「道」をはっきりと見つめてしっかりと歩んで行くことが、確かな日本を創ることになり、それが世界に貢献することの出来る日本を構築していくことに繋がっていくと思います。

自らの身体で教えを実行し、
最適な方法を知る。

東洋文化に焦点を当て、
人生の疑問にヒントを与える1冊。

『求道 —日本的生き方の実践—』

井上 敬康
発売
2022年7月29日
仕様
単行本274ページ
ISBN
978-4344939677
書籍表紙

目次

序章
始めに
第一章
求道とは何か
第二章
沖ヨガ創始者の沖 正弘先生との出会い
第三章
求道と断食
第四章
韓国の求道者 禅僧釈 弘元先生に学ぶ
第五章
求道とマクロビオティック(食養)
第六章
求道と天風哲学
第七章
宗教と科学の統合を考えられた覚者 本山 博先生との出会い
第八章
求道とシンクロニシティ
第九章
知の求道者 KJ法の川喜田二郎先生との出会い
第十章
求道と武道
第十一章
求道と心技
第十二章
求道と仕事
第十三章
求道と道友
第十四章
求道者 鈴木光弥先生との対談
第十五章
総論
あとがき