話題の本.com編集部ブログVol.9『3日後に襲ってくるアイツ』

皆さんこんにちは。
話題の本.com編集部です。

いよいよ花粉シーズンが終焉を迎え、最高の季節になりました。

何にとって最高の季節かといえば、野球です。
小学校1年生で野球を始めた私は、中学・高校でも野球を続け、30代に突入したいまも、地元の先輩が創設したチームで草野球を楽しんでいます。

チームの立ち上げから10年もの年月が経過し、部員も全員10個歳を取った訳ですが、前の日曜日に集まったメンバーの中で最年少クラスだった私は、なんと先発のマウンドを任されました。ちなみに本職はセカンドです。どうなることやら。

 

現実を突きつけられる出来事

昨年秋に引っ越したこともあり、チームが本拠地としている千葉県柏市までは、高速道路を使っても1時間半はかかります。我がチームにはプレイボールの1時間前に球場に集合し、各自ウォーミングアップをしておく決まりがあるため、8時プレイボールだった先日は5時過ぎに家を出発する必要がありました。

さてさて。1番ピッチャーで先発出場した私は、投げては4イニング無失点、打っては5打数3安打と大暴れ。試合後のミーティングではヒーローインタビューさながら、「遠くから来た分、元を取ろうと思って一生懸命頑張りました」とのコメントを残し、気分良く球場を後にしました。

それから2日、来るはずのものが来ません。

そう、筋肉痛です。
高校生のとき、調子が良ければ試合の日の夜には始まっていた筋肉痛が、試合から2日、火曜日になってもやってこないのです。

火曜日の晩は、「普段から少しは運動しているし、草野球くらいじゃ筋肉痛にならないのか。まだまだ若いなぁ☆」などと呑気なものでしたが、水曜日の朝(試合から3日目)、ようやく筋肉痛が襲ってきたことで、私は無事におじさん化しているのだという現実を突きつけられたのでした。

そこで(?)今回は、おじさんが主役の作品を紹介します。

1.『容疑者Xの献身』(東野圭吾著/文藝春秋)

元々は大学の同級生であった石神と湯川学、2人の天才理系おじさんが繰り広げる攻防にページをめくる手が止まりません。第6回本格ミステリ大賞のほか、「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」各第1位(2005年度)を獲得した本格ミステリーは読み応え抜群!(書籍の詳細はこちら: Amazonhonto

2.『下町ロケット』(池井戸潤/小学館)

「仕事」とは何かについて考えさせられる一冊です。次々と会社存続の危機に見舞われる主人公・佃が、工場の従業員たちの力も借りながら徐々に状況を打開していく姿は実に痛快です。(書籍の詳細はこちら: Amazonhonto

3.『半落ち』(横山秀夫著/講談社)

現職の警察官・梶聡一郎が「妻を殺しました」と自首してくるところから物語は始まります。梶は素直に取り調べに応じますが、妻を殺してから自首までの2日間については、頑なに口を閉ざします。警察、弁護士、新聞記者など、様々な視点から空白の2日間の謎を追うミステリーです。(書籍の詳細はこちら:Amazonhonto

 

世界はおじさんでできている

理系の天才おじさんに働くおじさん、沈黙を続けるおじさんと、様々なおじさんが主役の作品を紹介しました。どれも読み応え抜群の本格派ですので、ステイホームのお供にいかがでしょうか?

それではまた次のブログで!