編集部ブログVol.2『次の1冊を見つける方法』

皆さんこんにちは。
話題の本.com編集部です。

新年明けましておめでとうございます。
本年も話題の本.comを宜しくお願い申し上げます。

皆さんはどのようなお正月を過ごされましたでしょうか。

晴れやかな気持ちで新年を迎えられた人も、大掃除が終わらなかったという人も※、今週末の3連休はお気に入りの1冊とともにゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。

(※「編集部ブログVol.1:『晴れやかな新年を迎えるために』」)

 

実は読書好きだったあの人

皆さんは本を読み終わったとき、次に読む本をどのようにして決めていますか?

私の場合、小説であればネット書店のオススメを、ビジネス書・実用書であれば、「参考文献」として取り上げられている本を芋づる式に読んでいくことがほとんどです。

自分の興味関心に近い本に効率良く出会えるこの方法は、忙しい人には打ってつけでしょう。しかしながら「参考文献」を文字通り参考にしていると、似たジャンルの本ばかりを読み続けることになり、早い段階で飽きを感じてしまうという欠点があることもまた事実です。

そう、「知的好奇心」という無限の欲求を抱える私たちには、いつだって「次の1冊」が必要なのです。

そんな1冊を求めて書店に足を運ぶも、それまでアルゴリズムが弾き出したオススメや「参考文献」欄に頼り切っていた私には、どんな本を読めばいいのか、まったく見当が付きません・・・。

パッと手に取った本を読めばいいのでしょうが、考えれば考えるほど「いや、いまはコレじゃないな」という考えが頭をもたげます。

そうして何時間も店内を徘徊していたある日、私はふと「読書好きな友人にオススメの本を紹介してもらう」という方法を思い立ちます。

読書好きな友人を見つけるために、各地で開催されている「読書会」に参加してみるのは良い方法だと思いました。当然、読書会には読書好きが集まりますし、「ミステリー」「歴史」などと会のテーマが限定されているケースも多く、高い確率で自分と似た感性の人に出会えるからです。

しかし、私が経験した「読書好きな友人」に出会う一番の方法は、古くからの友人の中に読書好きな人を見つけることでした。

同窓会などで久々に再会した学生時代の友人に「読書って、好き?」と尋ねてみて、「Yes」の返事が返ってきたときの喜びは計り知れません。

卒業後、自分とはまったく違う人生を歩んできた友人が普段どんな本を読んでいるのか、というのはとても興味深いテーマであり、読書談義を通じて大いに親交が深まりました。本の貸し借りをする中で、1人で読書をしていた頃には絶対に手に取ることがなかった本に出会うこともありました。

ネット書店のオススメのような精度はなくとも、気心知れた友人が薦めてくれる本というのは温かみがあるものです。

そこで今回は、話題の本.com編集部が皆さんの「読書好きの友人」となり、本をオススメしたいと思います。

 

1.夜を守る(石田衣良著/双葉社)

通り魔事件で息子を失った老人との出会いがきっかけで、フリーターの「アポロ」、古着屋の「サモハン」、区役所勤めの「ヤクショ」、施設暮らしの「天才」の4人がチームを組み、本作の舞台である上野・アメ横の治安を脅かす数々の敵に対峙します。ときにケンカをしながらも、いつもチームで活動する4人の姿に強い友情が垣間見えます。
(書籍の詳細はこちら:Amazon/honto )

2.風が強く吹いている(三浦しをん著/新潮社)

木造の古アパートに暮らす10人の大学生が、箱根駅伝出場をめざして奮闘します。スポーツ未経験者も含む個性豊かなメンバーが、箱根という共通の目標に向けて力を合わせる姿に心が温まります。文庫版は700ページ近い大作ですが、風を感じるように爽やかで、読後には思わず走り出したくなってしまうかも!?(書籍の詳細はこちら:Amazon/honto

3.一瞬の風になれ<全3巻>(佐藤多佳子著/講談社)

こちらは400mリレーに青春をかけた高校生の物語です。主人公・神谷新二は、兄と一緒にサッカーに励んでいましたが、”天才”と呼ばれた兄との実力の差を前に挫折。高校ではひょんなことがきっかけで陸上部に入りますが、またも目の前に天才ランナー・一之瀬連が現れます。葛藤しつつも懸命に連の背中を追いかけ、徐々に才能を開花させていく新二の姿に思わず胸が熱くなります。(書籍の詳細はこちら:Amazon/honto

 

箱根駅伝に影響を受けました

今回は、友情をテーマにした3冊を紹介しました。

お正月の箱根駅伝に心を動かされたばかりということもあり、3冊中2冊が陸上競技がテーマの作品になってしまい、うち1冊は箱根駅伝そのものが主題という偏りぶりでした。

面白いと思ったら、青春をスポーツに捧げていたあの人に薦めてみてはいかがでしょうか?

それではまた次のブログで!