スゴい白内障手術
書籍情報
読売テレビ系列『情報ライブ ミヤネ屋』・TBSテレビ系列『林先生の初耳学』に著者出演で話題沸騰!!
「近視・老眼・乱視」も治る! 「合併症」になりにくい! 「日帰り手術」ですぐ退院!
年間1,000件執刀医が解説する「白内障の最新治療」とは
加齢とともに誰もがかかる「白内障」。
しかし、白内障は手術でほぼ確実に治療できる病気です。
しかも昨今登場した、レーザーを用いる最先端の「スゴい白内障手術」ならば、次のような効果も期待できます。
●「合併症」になりにくい
●「日帰り手術」ですぐ退院できる
●「近視・老眼・乱視」も改善する
本書では、年間約1500件※の実績を誇る眼科手術のスペシャリストが、
目を若返らせるための「スゴい白内障手術」について、
図やイラストを多く用いながら、やさしい言葉でわかりやすく解説していきます。
※書籍「スゴい白内障手術」を刊行当時は1000件
白内障は老化現象の1つです
白内障は眼球にある「水晶体」という組織が濁ってしまう病気です。水晶体は目をカメラに例えるとレンズにあたります。カメラのレンズが曇っていると写真がきれいに撮れないように、水晶体が濁ってしまうと、ものが見えにくくなります。
加齢によるものが最も多く70歳以上の方はほぼ100%の方が白内障を発症していると言われています。白内障は病気というよりも、老化現象の1つと言えるでしょう。
白内障は手術が唯一の治療手段
濁った水晶体と人口の眼内レンズを入れ替えることで視界が改善されます
白内障の治療は、手術以外にありません。というのも、水晶体の濁りは自然にもとに戻ることはなく、物理的に取り除くしかないからです。濁った水晶体を取り除いて、人工の眼内レンズと入れ替えることで、視界が改善されます。
現在は医療技術機器も大きく進歩しておりますので、依然と比べると短時間で安全に行えるようになりました。
著者インタビュー
-『白内障は誰でもなる加齢症状』というお話ですが、予防方法などあるのでしょうか?
予防方法というのは残念ながらありません。しかし、白内障は加齢で起こる症状のため、加齢変化を遅らせることで、白内障の進行スピードを抑えることができます。実際に当院では、治療の一環として加齢変化を抑える抗酸化作用や抗糖化作用のあるサプリメントを採用しています。
白内障になった方でも眼科で白内障の診断を受けた際に、加齢性白内障の初期段階などで水晶体のにごりがそれほど進んでいない場合には目薬での治療が検討されますが、点眼を続けていても病気の進行を止めることができるわけではありません。
そのため、定期的に目の状況を確認することが必要です。
なお、外傷性白内障など白内障の種類によっては、目薬で進行を抑えることができないものもありますのでご留意ください。
-佐藤先生の思う『スゴい白内障手術』とはズバリどのような手術を指すのでしょうか?
白内障の手術方法には大きく3つありますが、(以下参照)
①単焦点眼内レンズを使用した保険適用の手術
②多焦点眼内レンズを使用したマニュアル手術(メスや器具を使用し、全ての行程を人(医師)の手で行う手術)※選定療養施設認定を受けた眼科クリニックに限る
③多焦点眼内レンズを仕様したレーザー手術
(※②は一部、③は自由診療となります)
その中でも、高額とはなってしまいますが、遠近など複数焦点を見ることのできる多焦点眼内レンズを活用した手術は、白内障だけでなく、近視や遠視、乱視などといった症状も合わせて改善することができます。そのため、患者さんの生活スタイルに合わせることができ、ご満足いただける手術となっています。
-最後に白内障の症状に悩む方々にメッセージをお願いいたします。
白内障手術は一生に一度だけで済ませたいものです。その際に重要なのは、術後にどのような生活をしていたいのか?ということでしょう。その生活次第でレンズや手術方法が異なってきます。
私は、手術に関する知識や技術があることは大前提で、患者さんごとの生活スタイルから何を大事にして毎日を過ごされているかを知り、患者さんの日々の健康を守ることが医療だと思っています。
そのため、私は患者さんが不安を抱えたまま、もしくは患者さんと信頼関係のない状態で手術に臨むことが無いようコミュニケーションや環境づくりを意識しています。
これからの人生をより良いものにするためにも、恐れることなく最善の治療を受けて、視界をクリアにしていきましょう。